CRAC(コンピュータ室の空調)
- Plus
- General characteristics
データセンターのアプリケーションは、「重要な任務」であるため、従来のエアコンに比べて、いくつかの特別な機能が、快適なアプリケーションのためにユニットに必要とされます。
- スペースの最適化は、電子機器の使用スペースを合理化するために必要です。
- 高いS/T比能力が、DXユニットの蒸発制御のために必要です。
- 信頼性(24/7)が継続的サービス、信頼できる技術、冗長化システムの保障のために必要です。
- 省エネルギー、高効率技術
- プログラム式コントローラーの柔軟な使用
- 1つあるいは複数のBMSシステムへの高い接続性、加えてユニット間の通信と分散ロジック
データセンター内の温度と湿度の制御に使用される最も一般的なシステムは、従来CCU(Close Control Units)とも呼ばれている、CRAC(Computer Room Air Conditioners)ユニットです。 CRACユニットは通常、サーバー室近辺または隣接して 、冷凍回路またはチラー供給の水源式熱交換器からの冷気を入れるために上げ床で設置され、電気機器が発する熱負荷を吸収します。これらはしばしば、周辺ユニットと呼ばれます。現代のデータセンターでは、サーバーの「熱通路と冷通路」レイアウトは、「順列」ユニットの開発に繋がり、より局地的な冷却のためにサーバーの間に直接設置されるので、高密度な熱負荷に最適です。居住用の快適冷房よりも20倍も高い冷凍能力が要求されるため、省エネルギー技術の選択が必要です。
冷却は空気の除湿も行うので、多くの場合CRACユニットは加湿器と接続して湿度を適切な範囲に戻し、静電気のリスクを防ぎます。 これらのユニットは一般的に、監視外の場所で稼動し、外気の導入は制限されているので、必要とされる繊細な冷却において除湿は不要なエネルギー消費につながり、さらに加湿器を稼動させる必要が生じます。除湿は、湿度の高い場所に設置されたシステムにおいては時折使用されます。
この分野における継続的確信は、新たなユニットと洗練された機能の開発を要求します。ほとんどのCRACユニットは、相乗動作および冗長性、およびデータ共有(アラーム、状態、プローブの読み取り値など)を確実にするために互いに通信することができます。