一定レベルに湿度を保つことで以下のことが保証されます:
• 患者やスタッフの快適性
• 健康: 生物学的汚染物質の増殖予防
• 安全性: 機器を破損させる放電リスクの現象
• 品質: 空気中の粉塵の量を減少させる
• 規制要件: 環境の温度・湿度条件を保持する

空気の乾燥は、健康と快適性に影響します。冬季には、ビル内の空気は20～25℃に暖められるので、相対的な湿度は10～30％に下がり、外部に霧があっても乾燥した状態になります。乾燥した空気は皮膚から水分を蒸発させ、ひび割れの原因になる他、喉や鼻、気道の乾燥によって、冬季の典型的病気を誘発します。このため、病棟においては温度と湿度の両方を制御する空調システムが使用されています。湿度は、高すぎず低すぎずの範囲に保たれます。生物学的汚染物質の増幅を防ぐためには、湿度は40％～60％R.H.に保たれるのが理想的です。正確な湿度制御はまた、電子機器の静電気放電を防ぎ、病院のスタッフや訪問者の安全性を高めるとともに、患者の健康を保護します。 冬季の乾燥した空気は、物質や人体から剥がれる塵を増加させます。これはアレルギーや喘息の患者には問題となりますが、空気湿度を適切に保つことで軽減できます。 ヨーロッパの指標2002/91/ EC, EN ISO 13790:2008, EN 13779:2008 VDI 6022, DIN 1946-4、イタリアの1997年1月14日付大統領令、 UNI11425 (わずかに言及) 、手術室における換気と空調システムは医師の労働や患者の健康にとっての温度・湿度の理想的条件を保証します。 加湿システムは、汚染物質を生産・拡散しないように、清掃や制御をしやすく設計する必要があります。 特に手術室で重要なのが、サービスの継続性です。加湿器は、メンテナンス中にも稼動し続ける必要があります。正確な湿度制御は、付随的なものではなく法的要件なのです。